庭の雑草食ったら旨過ぎだった。秘伝の鉄板レシピも公開してしまう。

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生活

2023年11月下旬に、マンションの専用庭の草刈りを嫌々やっていたところ、
隅っこに食えそうな草が生えていることに気が付いた。
そのうち食ってみるかと刈り取らずに残しておいたら、調子に乗ったらしく後に巨大化。
こんなデカイの絶対に旨くないと思っていたが、これがなんと旨いのなんの。というお話です。
秘伝の鉄板レシピも紹介する

庭の隅に食えそうな草が生えてるぞ

庭の隅っこに食えそうな草が生えていることに気づいた。
それは2023年11月下旬。
マンションの専用庭の草刈りをやっているときだった。

いつものように、なんで専用庭の使用料を払っているのにオレが草刈りしなきゃならんのだ? と、口いっぱいに苦虫的な表情をしつつ、狂人のごとく鎌を振り回しているときに発見した。(奇声は発していない)

それがこれ。

たぶんオニタビラコ

写真の物で高さは15cmくらい。直径は30cmほどだと思う。
こいつが一株だけなので、食うとなると少々小さい。

そのうち食ってみようと、その日は刈り取らずに残しておいた。

調べたところ、たぶんこいつはオニタビラコではなかろうかと思うが、
なにぶん素人なので自信がない。

漢字では「鬼田平子」と書くそうだ。

なんだか偏屈な親父がいる、百姓の娘みたいな名前だなぁ。
パワハラモラハラセクハラの塊みたいな薄汚いオヤジに、あんなことやこんなことを…
条件反射で妄想は膨らんだ。

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名前の由来と分類

気になったので、名前の由来と分類を調べてみた。
ここに書いてありました。いやぁ偉い人がいてくれて助かるわ。

オニタビラコとは?特徴や花言葉をご紹介!ヤブタビラコとの違いは?
https://botanica-media.jp/1056

なんでも、「鬼」+「田平子」だそうで、
「鬼」= 大きい
「田平子」= 平たく這いつくばった
なのでつまり、大きく這いつくばった草ってことになる。

薄幸で少しエロイ的な、百姓の娘とは無関係であることがわかって残念である。
また分類は、キク科オニタビラコ属越年草だそうだ。

これが小さいとコオニタビラコと言い、別名がホトケノザ、春の七草のアレである。
ということなのだけど、おれはホトケノザも知らんのよね。

まぁつまり、問題はだ、これがほんとうにオニタビラコなのか、いまいち自信がないってこと。
オニタビラコだったら食えるけど、じつはトリカブトだったりしたらヤバイもんね。

でも、見た目はやっぱりオニタビラコに見えるし、
ちぎると白い液が滲み出てくる。
これもオニタビラコの特徴なので、「まぁ食えるだろ」と馬鹿はバカっぽく呟いて食うことにした。

とかなんとか思っていたのに、草刈りが終わったころには、
食うのをケロッと忘れてしまいました。(;^ω^)バカダネー

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巨大雑草(オニタビタコ)を食う

オニタビラコちゃんのことを思い出したのは、
冬が終わって春(2024年4月中旬)のことでした。

暖かくなってきて、早くも庭がジャングル化する兆しを見せ始めたので、
「草刈りしなきゃな…」なんて虚ろなニボシ目で庭を眺めていて思い出した。

そういやあのオニタビラコを食ってみるか? そう思った。

オニタビラコの生えている場所は、バルコニーの壁に隠れて死角になっているので室内から見えない。めったに出ない庭に出てみてビックリした。

オニタビラコちゃんが巨大化していた!
うちの庭に、牛久大仏ちゃんみたいに突っ立っていたのだ。

突っ立つ牛久大仏ちゃん120m

前回見たときには高さ15cm程度だったのに、
いまやわたくしの肩に届きそうなくらいに育っていた。
おめぇ調子に乗りすぎだろ…
茎なんか太さが3cmくらいあった。

失敗したな。
こんなに育ってて巨大化していたら、固くて筋だらけで食えたものでは無いだろう。

と言うわけで、いったんは食うことをためらってしまった。

オニタビラコに対するモチベーションが低下して、写真を撮らなかったんだよな。
失敗だった。巨大化したアイツの写真を撮っておけばよかった。残念である…

ぶっとく育った茎を鎌でバッサリやったら、
白い牛乳みたいな液がブシャァー!と出た。(少し盛った)
撮っておけばよかった…

草刈りも終盤を迎えたときに「やっぱ食ってみるか? 先っちょなら食えるかも?」
と考え直して、
刈った草を入れたゴミ袋を漁って、先端から30cm以内くらいで、
柔らかそうな部分だけを選んで採取した。
量は両手で一掴みくらいかな?

このぐらいのサイズで摘みました

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レシピ

オニタビラコを茹でています

1.洗う(汚れと虫の除去)
2.2分くらい茹でる(殺菌と灰汁抜き)
3.絞る(水分と不純物除去)
4.和える(味ポン、砂糖、白出汁、辛子、ゴマ)
以上

最後の「和える(味ポン、砂糖、白出汁、辛子、ゴマ)」は、全部お好みで適当で良いけど、
どれが欠けてもイケナイというマストアイテムである。

ビックリするくらい旨いんだよ。これが!

オニタビラコの味ぽん辛子和え

オニタビラコは意外なほど柔らかく、それでいて適度に歯ごたえもあり、
ほのかに上品なホロ苦みがあって、
これをポン酢と砂糖がまとめあげ、辛子がピリリと引き締める。
白出汁は気が付けばバックで優雅に響くBGMだ。
そんな感じ。

味見のつもりが全部食ってしまった。
もし毒があったらどうしよう… と脳裏に浮かんだけど、気にしないことにした。

味ポン、砂糖、白出汁、辛子、ゴマで和えたら、なんでも旨い気がするけど、
スーパーで売っている野菜と比べて遜色ない旨さだった。

旬の菜の花とか、春菊には、15Rまで戦って判定負けするかもしれんが、そのぐらい旨かった。

庭の隅に勝手に生えて、しかも育ち切って巨大化した雑草がだ、
まーさかこんなに旨いとは思わなくて驚きましたわよ。

これからは、食えそうな雑草は積極的に食ってみようと思いました

今度はスベリヒユを狙ってるんだけど、庭には生えていないし、
近所の道端に生えているのは毒草のコニシキソウばかりなんだよなぁ…

ビーグル1(左)
ビーグル1(左)

じつはつい最近引っ越しました。
上階のDQNの騒音に耐えられなかった。もう集合住宅はイヤ。
というわけで、発作的に、電車がピーク時に1時間に2本という、
まぁまぁの田舎に築30年超のボロ中古戸建てを買って住み着きました。
ご覧の通り、家の周囲にはヤブガラシが猛威を振るっております。
食えるって話なんだけど、コイツらはなんか不気味で食欲をそそらないんだよねぇ…

ヤブガラシちゃん

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まとめ

  • オニタビラコはキク科オニタビラコ属越年草
  • オニタビラコは「鬼」+「田平子」で、「大きく這いつくばった草」という意味。
  • オニタビラコの親戚のオオニタビラコは、春の七草のホトケノザである。
  • オニタビラコの味ぽん辛子和えは、びっくりするくらい旨かった。
  • 味ポン、砂糖、白出汁、辛子、ゴマで和えたら、なんでも旨いのかもしれない。
  • 今後は積極的に雑草を食おうと思う。

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